昨夜は、深酒をしてしまい、土曜の朝なんとか起床する。
旅行の準備は概ね終わっている。
今回の旅行の目的は、皇后杯 全日本女子サッカーの応援である。
平たく言えば、伊賀FCくノ一の応援である。
といっても、開催地は広島で観戦は、断念していたのだが、
宮本選手が今期限りで引退とのこと。大嶽監督も含め、最後の試合に
なるかもしれない。対戦相手は、湯郷ベルとのことで、格上かもしれない。
しかし、実際のくノ一との対戦だけを見れば、それほどやられていない。(と思う)
とにかく、広島へ応援に行くことに決めた。
広島へ行くと決まれば、あとは旅行計画である。
土曜日仕事を抜けさせて頂き、青春18切符で向かうこととする。
広島のもっとも安価なビジネスホテルを利用すれば、新幹線よりも
安価にすむ。帰りは、新幹線を利用することとした。
気の進まないお兄ちゃんを説き伏せ、同行して頂く。
名古屋から東海道線利用でもよいのであるが、青春18切符シーズンなので、
子連れで大垣ダッシュは、気が滅入るので、関西本線経由とする。
片道10時間程かかるので、四日市駅近くのコンビニで食料調達し、
駅近くのパン屋さんでパンを買う。 大栄軒というパン屋さんで、
以前は、おじいさんが店を切り盛りされていたと思うが、若い方に
代わっており、少し今風になっている。パンの味は変わっていない。
コンビニよりも安価で美味しいので、おすすめである。
亀山駅からは、加茂行の1両のワンマン列車に乗り換える。
なんとか座ることができた。
それ程混雑ではないが、ロングシートで乗降客出入りもなく、案外息苦しい。
加茂から大和路快速で大阪へ向かう。
加茂からは、ほとんど乗客がいないが、郡山ぐらいから乗客が増えていく。
天王寺までかなりの乗車率となる。
大阪からは新快速で姫路まで向かう。
姫路から三原、岡山と乗り継ぎ、広島へ到着。
思ったよりも天候が悪く、すこし雨が降っている。
路面電車で胡町へ向かい、宿泊のビジネスホテルへ。
しばらく、休んでから、広島の大吉へ夕食、晩酌へ
向かう。微妙な雰囲気のある大吉であったが、焼き鳥は、
安定して美味しい、お兄ちゃんは疲れたようで、食欲がないようだ。
自分も2合ほど日本酒をのみ宿で就寝。
なぜか、宿泊の部屋に寝ていると見も知らぬいろんな人が訪ねてくれる夢をみる。
何度も目が覚め、なにが夢でなにが本当か分からなくなってくるのであったが、
朝目が覚めると、すべてが夢であったことを知る。
久しぶりに金縛りにもあい、複雑な心境である。
翌朝、お兄ちゃんと原爆資料館に向かう。
年齢的には、少し早すぎるかもしれないが、かなり時間をかけて
回っていた。
原爆資料館から、バスでコカ・コーラ広島スタジアムへ向かう。
バスに乗っていると、くノ一の運営のとてもとても偉い方(と思う)から声をかけられる。
リュックに付けたチームグッズが目に止まったようだ。
「今日は勝てそうですよね。」と話を向けると、「どうかなあ。確率半分以下かなあ」とのこと。
「うちの選手は、相手に飲まれることがあるからなあ・・」
ところで、
「今日はサンフレッチェの優勝パレードらしいですよね」 「ほう、今日なのか」
「四日市中央工業のパレードも結構多かったですよ。小倉のときよりも多いぐらいでした。」
「くノ一も、優勝したら、パレードやりましょうよ」と申し上げると、
「そうやな、銀座通りでパレードや」とのこと。
私も含めまんざらでもなさそう。あと3勝でパレードだ。
(けど3連勝でこの10年以上なかったような・・気がする)
スタジアムの近くのコンビニで弁当を調達し、スタジアムへ向かい、
他のサポの方に合流する。
なぜか、中出選手の前のお子様は、泣いてしまった。
試合前、気合を入れる両チーム。
試合は、概ねくノ一ペースであった。(と思う) 湯郷のプレスをパスでかわし攻めていく。
中出選手の飛び出しからGKと一対一になる場面が、3回ほどあったが、決められたのは、
最初の1回目だけであった。
前半終了間際、ファールを取ってもらえなかったプレーのあと、
それを引きずったように、ボールを回され、プレスが掛からず、センタリングを頭で
合わされ、同点にされる。
決定機で中出選手が決めていればと思うが、それは言ってはいけないお約束である。
なんか、こういう流れで負けていく流れは、サッカーファンなら誰でも
経験があるいやな流れだなあと思いつつ、後半を迎える。
この後、中出選手は、GKをかわそうとしたが、GKの出した手に
足が掛かり、つまづいた。 そのまま、PKかと思ったのだが、
中出選手は、体勢を立ちなおし、再度シュートを打とうとしたが、
DFに阻まれた。
後半、
くノ一の選手は、湯郷のプレスが強く、前半ほどボールを支配できないが、
体を張った守りを見せる。
那須選手がサイドのDF二人をかわしセンタリング、そこへ詰めていた??が
ネットを揺らす。あれは、0.8点は、那須の得点との声があったが、
その通りだと思う。
勝ち越した後は、湯郷がボールを回すが、2回程決定機があったものの、
無得点に押さえ、伊賀が勝利した。
とにかく、ベスト4だし、全国中継だし、大宮へ応援に行くべきなのだろうか?
帰りの新幹線は、満席だが、さすがにビジネスモード全開ではなかった。
旅行計画と対費用効果が頭の中でぐるぐる回る。
22日の夜は、お客様の忘年会なので、夕方には四日市へ戻る必要がある。
そうすると、往復新幹線か、前日夜行バスであるが、さすがに夜行バスは
ご勘弁な年になってしまっている。
テレビ観戦かなあと思う。→それでいいの俺?
試合後、喜ぶ選手たち。
疲れ切ったであろう選手に混じって、宮本選手が、
笑顔でベンチへ向かう姿が、たいへん印象的というか、
感涙する写真。
第二試合も前半だけ観戦しました。
次の対戦相手は、千葉になりました。
帰りは、新幹線で帰りました。
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