2016年5月27日金曜日

2016.5.27 : 左目見え方の変化

 術後約16日目の左目は、見える像にまとまりはあるものの、細かいところが見えず視力は思ったほど上がっていなかった。遠くを見ると、遠方、近方それぞれの像が見えゴーストのようだったのだが、今日午後2時頃の数分を境に見え方が変わった。ゴーストがほぼ消えた。中間距離ではゴーストが見えるときがあるものの、これもパズルがはまっていくようにゴーストが消えていくと思う。
 左目は、1.0~1.2ぐらいきれいに見えている。
  見る対象によりゴーストが見えるが、これも脳の学習でパズルのピースがはまるように見えなくなっていくと思われる。

  数日前、これぐらい見えればなあ というレベルにほぼ達したのでうれしい。水面に浮かんだ泡が一つ一つ消えていくような感覚、ジグソーパズルのピースが一つ一つはまり景色が見えてくるようにも見える。

 *不思議なことに、右目の手術後、右目の方が白は白く見えた。2週間後左目の手術後は、両目とも同じような白の見え方になると考えていた。実際、左目を手術してみると、左目の方が白く見えた。このことから、色の認識・補正も脳の寄与が少なくないことを実感した。このような経験をすると、細かい色目の拘りは、あんまり意味ないように思えるようになった。


2017.4.1  追記 :月の見え方



 

2016年5月23日月曜日

2016.05.21 :左目術後10日の感想と日記

左目術後10日経過した。
左目の遠方視力が右目より劣ることが残念に思うほど、よく見えている。
左目は、0.8~1.0ぐらいなので1.0~1.2ぐらいになるとうれしいなあ。
(近い方は左目の方が見え方がよい。)
といっても、もともと0.8~1.0の予定であったので、はなはだずうずうしい話である。

(今読み返すと遠方0.8あれば十分とこのブログに私が書いているではないか・・・。欲張りは私である。 とにもかくにも右目が良すぎるので、左目もと欲張っている考えているようだ。(神様の罰があたるかもしれない。) 今のところ、左目の方が近くはきれい見え、うまい具合のモノビジョンになっている。なにも悩む必要もないのだが・・・。右目が見えすぎるので・・・ついつい・・・・もう言いません。)

といっても、明るい屋外の見え方は、本当にきれいに見える。(ハードコンタクトレンズと変わらない。)
術後しばらくは、ゴーストのような影が見えたが、右目では5m超えると見えなくなった。(左目はまだ見えます。)
眼鏡、コンタクトレンズでは、片目MAX1.2が矯正の限界だったので、まだ慣れず違和感を感じるほどよく見える。
5m以内でも両目でみると綺麗に見える。ゴーストのような見え方は、両目でさらに補正させているように見える。(現時点で、ハードコンタクトレンズと同じかほんの少し落ちる程度。)

近方は、少しにじんだような浮いたような見え方はあるが、これも両目で見ると補正されるようで綺麗に見える。(ハードコンタクトレンズより少し落ちる程度。)

それでも新聞ぐらいは楽に読めるので大変助かる。ハードコンタクトレンズの見え方に歪まない精度の良い+3Dの老眼鏡が付け加えた見え方だと思う。
今日まで、老眼鏡を使ったのは、術後すぐの細かいCAD作業ぐらいで、そののちは、CAD含め老眼鏡は使用せず過ごせている。

(+1.5Dの老眼鏡を掛ければ、薄暗い部屋でもプリント基板の刻印からむちゃくちゃ小さい印刷物(AMDのCPU取扱説明書)まできれいに見えることは確認したので、実用上必要十分だと思う。)


これで、両眼とも、手術で強度乱視、強度近視、老眼、白内障を克服できたことになる。(と思えば、コストパフォーマンスは悪くないかも・・・)
最初は高揚していたが、概ね、大きな山は超えたようなので、今後は淡々と報告させて頂く。
あとは、普通の人と同じように加齢による視力変化(乱視?)に対応していくだけだろう。
(医学関係の発表では、白内障手術後の加齢乱視などの視力変化は、白内障手術をしない人と変わらず起るそうだ。)


加入していた生命保険から、白内障手術で手術給付金が支払われることを確認した。
正直、生命保険の手術給付金はすっかり忘れていた。案外うれしい。


視力がよくなったので、現金なもので遠出したくなる。
天気も良いので、伊勢市おかげ横丁へ行く。
明るいコントラストの良い景色で、左目遠方と右目近方視力の強化に勤しむ。
おかげ横丁といえば神恩太鼓。メンバーの入替があったようで、いろいろ不安定な状況のようである。そこは、私のような素人には判らないほど、普通に演奏している姿が不憫なほどである。
偉そうなことは言えないのだが、あまり深く考えず演奏に勤しんむのもよいような気がする。
(単なる妥協を強要するものではありません。)

帰路、伊勢市の銭湯、コトブキyouyouに伺うが、閉まっている。
目の前の理容師さんが歩道に居られたので伺うと4月で閉店したそうだ。
残念だが、年に数度の利用の私がどうこう言える立場ではない。
銭湯側も事情合ってのことだろうが、寂しいことには変わりない。

2016年5月19日木曜日

2016.5.19 :左目1週間後検診

左目術後1週間検診結果
右目:近方1.0 遠方1.6 
左目:近方1.0 遠方0.8 
(右目近方は1.0-ぐらい。他の左右は確実に見える感じ)

先生からは、大分落ち着いてきましたね とのこと。
次は3週間後検診、5週間後検診になるそうだ。

個人的感覚では、右目は、遠方、近方とも視力(見え方)が向上していることが判る。
左目は遠方、近方とももう少しよくなるといいなあ。

正直な話、期待していたより遠方視力がよく生活が一変した。ピント調整機能自体がないので、中間視力は若干落ちるものの慣れてきて、実質裸眼に近い見え方だと思う。欲深く今後に期待したい。

2016年5月15日日曜日

2016.5.14  :左目術後3日後検診と個人的感想


術後3日目検診へ伺う。
左目は近方0.9遠方1.0、右目近方0.9遠方1.6弱となる。左目のコンタクトレンズ矯正が由来と思われる乱視が戻っているため、左目遠方視力が上がっているようだ。
右目の中間視力もまだ向上中である。
テレビのアトレティコ ロヒブランコもゴースト見えなくなってきた。(探さないと見つからない感じ)

現状でも、新聞~PC~自動車運転までハードコンタクトレンズと同じとは言わないが、近いレベルで見える。プリント基板の刻印など特に小さい文字は+1~1.5の老眼鏡で非常によく見える。CADの細かい図面もよく見える。とっても、夜の運転は可能だが、まだまだ様子をみて注意しないと・・・。

最近は、多焦点眼内レンズの寿命やこの視力の継続期間の方が心配になってきている。つくづく自分は現金な人間だと実感させられる。まあ、補助的に眼鏡を使用することは構わないので、神様に委ねるにことにしよう。




<個人的感想>

 思い返せば、昨年12月コンタクトレンズを作りに行った地元の眼科で白内障が始まっていると言われ、テンション下がり、もう仕事も控えていかないといけないなあと黄昏ていました。

 自分なりに白内障手術について調べると、自分のような強度近視で老眼の場合は、視力を再設定できる数少ないチャンスであることも知りました。

 折角の機会だからと前向きに考えると、多焦点眼内レンズも視野に選択肢も考えるようになりました。本当に多焦点眼内レンズのメリットがあるのか不安でしたが、自分なりに考え決断してきたこの約半年間でした。(「機械のからだ」を手に入れる銀河鉄道999の哲郎とダブらせていました。・・・40後半ぐらいからしか解らない妄想だが・・・) 私の「機械のからだ」となる多焦点眼内レンズはどんな見え方を想像し期待し不安視した半年間は、年寄りには結構な冒険でした。
 
  白内障から始まったお話なのですが、私の場合、白内障による視力低下が始まる直前での手術なので、視力矯正のみ恩恵を受けたことになります。 貧乏性で浅ましい私は少し勿体ないというか、損した気さえします。(病院の先生や看護師さんの「早いけど・・」にもその意味も含まれていると思いたい・・) この意味も含めると「冒険」という言葉の真実味が増す気もします。

  私の場合、強度近視約12D、強度乱視約5D弱、進行中の老眼で、矯正可能な焦点範囲が年ごとに狭まり、年ごとに追い詰められている状況でした。そのため、メガネ 3個、コンタクトレンズ 3個を使い分けていました。その上で、白内障なんて・・・・正直勘弁だと思っていました。

 今回、手術で強度近視約+12Dを矯正し、両眼約5D弱の強度乱視も矯正し、全くゆがみ無く綺麗に見えるようになりました。これって、矯正できることだけでも結構凄い気がします。(Lentis M Plus X toricもすごいが、角膜のダメージを最小にし乱視を抑えつつ、レンズの中心と角度を合わせて頂いた先生も凄いのか?凄いような気がする?) 少なくとも、メガネ、ハードコンタクトレンズの矯正は、ゆうに超えています。 (夜星ぼやけるし、夜自動車運転もしづらいですが・・・,2016.6.1加筆、星案外見えてきました。夜の運転も力技乱視矯正のハードコンタクトレンズより見易くなりました。)
 ・・・少し興奮しました。まあ冷静に考えれば、わざわざ手術したんだから、当たり前ですね。・・しかも自由診療だし・・・(>_<)

 現時点で乱視が実感できるのは、視力検査時、判読限界のランドルト環の向きに得手不得手な方向があることぐらいです。

 矯正できる上にLentlis M Plus X toric は3Dの老眼鏡が連続してつながっていることになります。満足していますが、人間現金なもので、3ヶ月の脳学習期間中もっと慣れてもっと見えればいいなあと期待しています。
 
  多焦点眼内レンズの選択からスタートしたいるブログですが、実のところ、単焦点眼内レンズに決まりかけていました。
  私のように眼が悪いと、単焦点眼内レンズでも、メガネ、コンタクトレンズ各1個持ちで生活できるようになったはずです。その結果、現状比「すばらしい」という感想になったことは間違いありません。その上、今回のような冒険の必要も無く、かつ対費用効果は高かったことは、認識理解しています。(今思えば、眼科の先生に「今より必ずよく見えます。」というアドバイスが最後の一押しだったと思います。いろいろ情報整理し考え、うんちく話して、結局人の言葉で決めるのかよ、オレ・・という感じです。)

 単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズのいづれにしても、私のように裸眼で生活できない強度近視、強度乱視、老眼(正確には視力矯正時の老眼?)にお悩みの方には、次のようにお考え頂きたいと思います。

・白内障は大部分の人がなるものだし、ラッキーといいませんが、裸眼での自分の視力を再設定できるチャンスとも言えます。現状の視力矯正生活よりも手術後の視力矯正生活は楽になるので、必要以上に落ち込む必要はないかもしれません。

 それでは、左目術後1週間検診までさようなら。 


2016年5月13日金曜日

2016.5.12 :左目術後翌日検診

 左目の翌日検診に伺う。
 これで両眼ともLentis M Plus toricとなった。左目は、右目より視力は上がらないが、ランドルト環は、まともな形をしている。右目の時は2,3個が独立してはっきり見えたが、左目は1個がぼやけて見える。視力検査としては左目は、遠方0.6,近方0.9だったと思う。私の素人判断だと、左目は手術前日までハードコンタクトレンズ着用だったので、矯正乱視が残っていると思う。先生の診断では、「今のところイマイチの結果です。様子を見ましょう」とのことだった。
 先生にそう言われると、かなりテンションが下がる。妻には、昨日今日のことだから焦らないようにと言われる。レーシックで角膜を調整することになるのだろうか?
 不安に思いながら、右目も乱視は1週間かけて戻っていった事実もあり、左目は術前2日、右目は術前日までハードコンタクトレンズ装着していたことを考慮すれば、視力は上がるはずである。

 **5/13朝では、左目の見え方は確実に上がっている。安心して良さそうだ。左目の方が少し近方の焦点のみたい。

 近くがどれほど見えるか試しに+1.5程度の老眼鏡を掛けてみる。PCのマザーボードの刻印がはっきりすべて読める。CPUのAMDの説明書は、バカにしているのかと思うほど大変細かい文字であるが、はっきり読める。+1,+1.5程度の老眼鏡でこれだけ見えれば助かる。
 これで、必要に応じて老眼鏡を使えばよいし、眼鏡なしでほぼ生活できる目処がたった。(眼鏡、コンタクトレンズはいつ捨てようか?)
 明日の3日後検診に期待しよう。


2016.5.11:左目手術

 右目術後2週間経過し左目手術となった。左目もLentis M Plus X toricを入れて頂く。
1も2回も数はしているが、2回目は随分慣れたようで緊張も少なく、逆に忘れ物をしないか心配なほどである。
 右目の視力は変わらずで遠方1.2,近方0.9が確実に読める。右目の見え方の質は、まだ向上しており、私の体で唯一成長している部分である。視力検査が楽しいのも、私の人生の中で最初で最後かもしれない。具体的には、中距離の見え方がよくなっているようで、自動車のメータ類の見え方がよくなっている。些細なことだが、右目の慣れが進んだ影響か、左右に距離感が微妙に取りづらい気もする。(←単なる感覚的な感想)

 最近は、多焦点眼内レンズの寿命やこの視力の継続期間の方が心配になってきている。つくづく自分は現金な人間だと実感させられる。まあ、補助的に眼鏡を使用することは構わないので、神様に委ねるにことにしよう。

 手術自体は、前回よりは落ち着いて対応できたと思う、麻酔が切れてくると若干鈍痛があるもののよく眠ることができた。右目の時は、CL準決勝のバイエルン戦前ということもあり、熟睡とはいかなかった。


2016年5月7日土曜日

2016.5.7 :術後1週間検診

視力検査して頂くと、
 ・近方 1.0 ,遠方1.25であった。
(近方は、脳の適応時間なのか、まばたき2回ほど時間を空けるとすんなり見えた。遠方は、余裕で1.25見える感じ。)


乱視も消えつつあるようだ。
今日の場合、起きて3時間ほどで見え方が1ランク上がった感じがする。左目ハードコンタクトレンズ1.0,40cm1.0と比較すると、
遠方: ハードコンタクトレンズ=Lentis
中間: ハードコンタクトレンズ>Lentis
近方; ハードコンタクトレンズ=Lentis
という印象。
脳も日々学習しているようだ。アトレィコのロヒブランコの見え方も改善されつつあるが、さすがに中間距離はLentisが少し劣る。(中間距離の視力が落ちるが遠近感は自然に見えている。)

左目もLentis M Plus toricを挿入予定である。あと10日後、3ヶ月後が楽しみである。

**現状、CADの込み入ったラインは、見辛い点もあるが、少し拡大したりすれば見えている。また、+2の老眼鏡だと、ハードコンタクトレンズと同じように見える。術後10日ということを考えれば、十分だと思う。

***主治医先生からは、まだ左目も手術していないので焦る必要はないと説明があった。 

2016.4.30:術後3日後 検査

術後3日後で眼の検診して頂いた。
Lentisの右目と同じ程度の遠方視力のコンタクトレンズを入れてみることとする。
時間があれば、左右の見え方を比較してしまう。
左0.9右1.0程度の視力のはず。明るくコントラストが出やすい条件での遠方風景は、くっきり見えて白内障のないハードコンタクト矯正と変わらず大変快適である。

病院では、視力検査、検診を行って頂いた。
視力は、術後翌日から少し落ちて近方、遠方とも0.9程度だった。
視力としては低下したが、術後翌日のようにランドルフ環が2つ見えず、1つのみ見えるがぼけて見えている。見え方は、確実によくなっている。

診察では、先生から以下のような旨の説明があった、
・まだ片目だけだから、見え方もまだ途中段階とのこと。
・術前までコンタクトレンズを使用していから、まだ乱視が残っている。
・まだ片目のみの手術後3日で焦る必要はない とのことだった。

 遠方視力は快適なので長時間自動車を運転してみる。慎重に運転するが、遠近感など違和感ない。
ハロー、グレアも左目のハードコンタクトレンズよりも総じて少ない。
といっても、瞳孔が開きった暗がりで自動車を運転すると、ハロー,グレアが多く、大変運転しづらい。理由を考えてみると、瞳孔開いた状態でヘッドライトのようなコントラストの強い光を見ると、レンティスの遠近それぞれの光が見えるからという仮説に辿り着く。ならば、眼が慣れることを期待するしかない。(そうなるとこれからは、星もきれいに見えないことになる。・・・(-_-))
 
 実際装着してみるとLentisは、以下のような設計思想なのかと思う。(ずぶの素人なのでいろいろ違っていると思うので鵜呑みにしないで頂きたい。)

 ・明るい遠方:中心の遠方レンズの像
 ・明るい近方;瞳孔閉じても近用レンズは瞳孔に隠れないサイズを確保する。明るい場所ではコントラストが確保されるので、モノビジョン可能となり近方視力確保見える。
 ・暗い遠方 :瞳孔開くので、遠方、近用の像が見えるはず。通常暗がりで遠方視力必要性は低いので実用上問題が少ない。自動車のヘッドライトのようなコントラスト強い光だとハロー、グレアーが起きる。)
 ・暗い近方 :瞳孔開く程、近用レンズの運用が相対的に多くなり視力を確保する。

 そうすると、加齢して瞳孔が小さくなると、Lentis見えないのではと不安であったが、瞳孔が小さくなっても、基本遠用レンズで見ることになるから、近方は老眼鏡で見えそう。(違っていたらご指摘下さい。)
 Lentisというレンズは、人間の生活スタイルに合わせて、明るいところでは遠方、室内では近方に重みを持たせたレンズ配置と思われ、合理的に思える。
 
**私は工学部材料系専攻の人間なので、光は全く素人です。間違っている部分あるはずなので、くれぐれもご注意頂きたい。