2016年3月20日日曜日

2016.3.20:Lentis M Plus Xがどんな見え方か?素人なりの検討

 カウンセリングまで、lentis M Plus Xについて調べてみる。


*補足、lentis M Plus,lentis M Plus Xの違い
 Lentisには、上記2種類で、基本構造は同じです。遠方レンズと近方レンズの割合が異なるだけだそうです。Xは、遠方レンズが1/4の面積、近方レンズ面積大きくなっているそうです。私なりに調べると、Xは、遠方視力が術後すぐでない。近方、中間視力が出易い とのことです。術後数ヶ月たてば、Xも遠方視力がでて、lentis M Plusと変わらない らしいです。(素人なので間違っているかも。)  
 私の場合、先生から、通常lentis M Plus とlentis M Plus Xを左右で大丈夫とのことでした。カウンセリングでPC作業多くCAD業務多いと申し上げたところ、両眼lentis M Plus Xになりました。
  (私の場合、強度乱視なので、両眼ともlentis M Plus X toricになります。2016.6.1)

 よく見える方が多いようだが、1%程度の人は2重に見えてしまうそうだ。
網膜には2重の像が届いているはずなので、脳で切り分けられない人がいると推察する。
2重に見える人は、若く視力が良い人の場合、術後の2重像がクリアに見えてしまい、そればかり追いかけてしまうのでないかと推察する。

 私の場合、乱視もきついし、矯正しても視力はさほどないし、コンタクトレンズも併用しているため1%の2重に見える人にはならないだろうと希望的に考えることにする。近くも老眼でさほど見えていないため、今より悪く見えることはなさそうである。
 病院のブログなども確認してみると、レンズが目の所定の位置に装着されないと視力があがらないらしい。また、角膜の近視乱視や眼の長さ(角膜までの距離)をきちんとはかり、多焦点レンズの度数を決めるらしいのだが、少し難しいらしい。というか、それさえ出来ない年配の町医者もいるよいないような・・・。そうすると術数が多いに眼科の方が、安心な気がする。

 メールで返答を頂いた眼科は、上記に当てはまるのでそこで手術をお願いすることとした。

 手術前の眼の測定のため眼科へ伺う。この日のためにハードコンタクトレンズ装着を3週間のところ4週間控えた。(私の場合、メガネでもコンタクトレンズでも不便だが、メガネだけというのは、案外しんどかった。) 測定は、瞳孔を開いて眼底検査、眼長測定などを念入りに行い、先生の問診を受け終了。

・先生からは、術後すぐは見えないかもしれないが、1週間程度で見えてきますとの説明があった。
(Lentisの公式データでは、統計的には視力は、3か月程度の時間をかけて上がっていくようだ。ただ、データの年齢は私よりも10歳以上高齢と考えられるため、1か月程度で視力は安定するのかなあと思う(思いたい)。)

あとは、手術を待つ身となる。
個人的希望では3D(約33cm)で近方視力0.8〜1.0,中間視力0.8,遠方視力0.8程度見えればうれしいなあ。

手術を受けるとなると、期待と期待通りでないかった場合の不安が残る。
今一度、今回のLentis M Plus Xについて情報を整理した。

・視力は、3Dで0.8程度、中間域で0.7〜0.8、遠方で0.8〜1.0
 (メーカ公式資料だともう少しいいデータ、日本でも学会発表だとこの程度らしい)

不安因子を挙げると・・・
・レンズが想定位置にセッティングできない場合、視力がでない。
 私の場合、乱視がきついのでシビアなセッティングとなる。
・私の脳がモノビジョンに対応できず2重に見える。
 今までもメガネ、コンタクトレンズと使い分けてきたので、
  対応できそうに思う。現用のメガネ、コンタクトレンズでも遠くは見えず
  0.7程度で近方重視だった。
  
・近方視力がどの程度か?
 私の場合、30cmで0.8程度の近方視力が希望である。
 Lentis M Plus Xでも微妙なところである。
 またどの程度クリアに見えるか不安である。
 近方視力が、自分の求める程度か否か不安である。
 正直こればかりは実際にやってみないとわからない。

・ハロー、グレアがどの程度か?
 今のコンタクトレンズでもハードコンタクトレンズで、乱視を強力に校正している。
 私の場合、2年ぐらいでコンタクトレンズが曲がってしまう。
 そのような乱視なので、夜間はグレアは既に見えていると思う。
 きっと気にならないと 思う。また、夜に運転する機会も少ないため大丈夫だと思う。
・70歳を超えても視力は変わらないのか?
 加齢とともに、コントラストが低下し見えにくくなるのではないかと思う。
 Lentisは、近方遠方2つの像を網膜に映し出している。加齢と共に網膜と脳は2つの像の判別しづらくなり、結果コントラストが落ちるように思える。
 伺ってみると、80歳前のLentis M Plus 使用者でも視力は出ているそうなので、心配しなくてよいと思うということだった。
 加齢で瞳孔縮小が気になるが、その点も考慮され、近方レンズが隠れることがないような設計らしい。最悪、近方レンズが隠れても、遠方レンズのみ使えるはずで老眼鏡を使えばよいはずである。(それはそれで年相応なのでそうなっても仕方ないと思う。)
 
総合的に判断すると、コントラストは、手術しない眼の方がよく見えるはずである。
とはいえ、白内障の進行もあるので5年程度で、さらに見えにくくなるだろう。
上記を相殺すると考えれば、今手術してもよいように思う。

勝手に自分なりに術後の見え方を予想してみる。

 屋外遠方については、よく見ると推測する。
現状でも、近方重視の矯正で、遠方は見えていない。Lentis M Plus Xは、瞳孔が小さい場合でもLentis中心の遠方レンズの機能は相対的に機能の重みを増すので、よく見ると思う。(瞳孔が小さい明るい環境下での近方視力が出ないように思えるが、明るいところではコントラストが確保できるため視力が確保できるのかもしれない。)

 中距離については、今より落ちるかもしれない。我慢できる範囲だといいなあ。
近方については、老眼鏡を使ってもよいのでクリアに見えてほしい。
この点は一番不安が残る。Lentis M Plus X 使用者のブログなど情報がないため不安である。ファインビジョンについてはいくつがブログがあり、近方視力は実用的であるようだ。Lentis M Plus  Xであれば同程度に見ると思うので、なんとかなるのではないかと思いたい。
 (カウンセリングでは、レンティスだと、中間域の視力は落ちるものの0.7~0.8程度視力はでるそうだ。近用レンズと遠用レンズの境界部分が連続的につながっているそうだが、その部分で中間域の視力を確保しているのだろうか?)


 近方距離について想像する。現在の私は、右目は初期の白内障で、水晶体の周辺部分の白濁が始まっている。眼科での近方視力測定時、文字がかすむ場合がある。白濁部分が雲のように移動するので、視力がいいときと悪いときがあらわれるそうだ。この経験から、人は近方の文字を読む場合、その像は、水晶体下側周辺部を透過していることになる。レンティスは、下半分弱が近方用レンズとなっており、読書する姿勢での近方視力確保に理に叶った構造だといえるようだ。(逆に言えば、上目遣いで読書しづらいと想像する。 実際入れたらやってみます。・・・(^^;))
  加筆:上目遣い読書し易いです。理由は簡単でしたが、私の頭がついて行きませんでした。)

 とすると、レンティスは、他の単に幾何学的同心円状配置の多焦点眼内レンズよりも人間の日常生活に合わせたレンズ配置(構造)のような気がする。きっと自分の視力を改善してくれると思う。(思いたい。・・・・)
 加筆:5/8 :Restoreもリンクのように瞳孔径に応じてレンズを換えている。今では、単純な多焦点だけでなく、それぞれの生活スタイルに合わせたレンズ配置の多焦点眼内レンズが販売されていることになる。この5年ほどで多焦点眼内レンズは、それぞれ見え方に特徴があるレンズが販売されているようだ。

 といっても、多焦点レンズで得られる像のクオリティが、現状の見え方よりも低い場合は、メガネなしが達成できたとしても不自由というか、かなり残念な結果となる。そう思うとテンションが下がるが、老眼が進むといづれ同じ状況に陥ることは間違いない。早く決断した私に、神様がなにか思し召し下さることを祈るだけである。

最後に、
私なりに思うに、視力矯正は、問題の先延ばしみたいなものだと思う、強度近視の私はハードコンタクトレンズで35年過ごしたが、矯正時の老眼は早くやってくる。それを多焦点レンズで20年延命するようなものだと思う。あと10年ほど仕事ができる近方視力と遠方視力が手に入ればよいと思う。

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